SOLIDA Paris - Solidarité, Liberté, Démocratie en Asie

アジアにおける連帯、自由、民主主義

SoLiDA Paris について

SoLiDA Paris(Solidarité, Liberté, Démocratie en Asie=アジアにおける連帯、自由、民主主義)は、2015年9月に日本で可決された安全保障関連法案をきっかけに生まれたグループです。主にパリ在住の韓国人、フランス人、日本人らで構成されています。

このたび、より広い範囲での情報発信と交流を願ってブログを始めることにしました。

 私たちは、安保関連法の廃止を求めるとともに、アジアや他地域における平和の実現のために行動します。9月、10月に続き、11月もパリ市内での集会などを予定しています。

以下に、安保法案に反対する日本の市民運動への連帯を表明するために出された私たちの呼びかけ文を、自己紹介をかねて引用します。よろしくお願いいたします。

 

〜〜「安保法の撤廃を求める日本の市民運動に連帯しよう」〜〜

安全保障関連法が9月19日深夜、参議院で可決されました。これによって、歴代の政権が認めてこなかった集団的自衛権の行使が可能となり、戦後70年間、日本の民主主義の根幹を築いてきた平和憲法が骨抜きされようとしています。参院平和安全法制特別委員会での強行採決が象徴するように、自公政権は国会の民主的な手続きを踏みにじり、半世紀来最大の抗議運動を無視、弾圧し、大多数の法学者が違憲としたこの法を成立させたのです。

日本の大手メディアは一部を除いて、市民の反対運動を十分に報道しませんでした。強行採決後の報道はさらに減っています。それでも、平和憲法の理念を守るため、全国に広がった反対運動や署名活動は止まることがありません。皮肉なことに、民意をないがしろにする安倍政権のやり方を見て、多くの人が民主主義とは何かを考え、自由や平和であることの大切さに気づいたのです。「路上の民主主義」が芽生え、市民・知識人・野党の間に共闘が生まれつつあります。

今回のような暴挙の根源には、アジア・太平洋戦争とそれにいたる植民地支配の中で、先人が犯した非人道的行為の数々について反省や検証、賠償を日本政府が十分にしてこなかったことがあると思われます。安倍首相をはじめとする、歴史を直視せず責任を否定・矮小化する歴史修正主義の人々は、ナショナリズムを煽り、平和憲法改訂へ着々と駒を進めています。

偏狭なナショナリズムが横行するなか、わたしたちSOLIDA PARISは、民間レベルで国境を越えた友好関係を築き、アジアひいては世界の平和と民主主義を目指して活動していきます。安保法制に反対する日本市民と連帯して、憲法9条を壊す安倍政権に反対し、安保法廃止を強く求めてまいります。

SoLiDa (アジアにおける連帯、自由、民主主義) Paris